もちろん絵本以外も
絵 本
嗤う伊右衛門
京極夏彦作
京極夏彦といえばやはりあの「京極堂シリーズ」でしょうか?
私は大好きなんですけどね。なんせあの分厚さ。
私もはじめて図書館で「絡新婦の理 (じょろうぐものことわり)」を見たときはぶっ飛びました。
読み出すと分厚さは気にならないですけどね。
こちらは普通の分厚さです。「伊右衛門」というからにはこれはあの「四谷怪談」です。
でもとっても素敵な悲しい「恋愛小説」。
お互いとても大事に思い愛しているのに、ちょっとのすれ違いが大きな誤解と悲劇を生む。
疱瘡を患い、姿崩れてもなお誇り高き「岩」。本当にとても美しい人だったんだなぁと思う。
ラストは泣けます。私は涙が止まりませんでした。
ボクはSSY スーパー・しょうがいじ・ゆうだい
亀田あつ子作
リンクもはらせて頂いている「あられ」さんの本です。
私とあられさん、雄大君を引き合わせてくれた縁結びの本。
おもしろいよ〜!ッて言う表現はどうかなって思うけど、面白いです。
雄大くんは生まれつきの障害児ではなく、生後十ヶ月位のとき発病。
それまでは、普通より早い発育だったそうだから、今までできていたことが出来なくなっていくのを
見ているのはつらかったのでは、と思ってしまいます。
実際一番つらかったと思われる時期のあられさんの記憶はまったくないそうです。
「忘れる」って生きていく上でとても大事なことかも知れません。
最初に面白いって書いたけれど重度の障害。もう駄目なんじゃ…って思われたことも何回もあるはず。
この本だって面白おかしく書いてあるわけではありません(当たり前だけど)。
でも、障害児だからって深刻ぶって暗く暮らすことないんだ。日々笑えることはたくさんあるんだって。
そしておかしかったら、障害があろうがなかろうが笑えばいいんだってこと。
そんな当たり前のことを再認識させてくれました。
私自身障害を持った人を差別するつもりはまったくないけれど、どう接したらいいかわからないってことあります。
たいていのひとはそうじゃないかしら?
障害の種類によって気をつけなきゃいけないことはあっても、普通でいいんだよ。って教えてもらった気がします。
一般書店で買えますけれど、あられさんにメールでいえば「サイン本」が買えます。
私はもちろん「サイン本」持ってます〜♪

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眠狂四郎シリーズ
柴田錬三郎作
田村正和さんで(もっと昔は今はなき市川雷蔵さん)有名ですよね。
原作もすっごく面白いです。円月殺法なんて絶対映像で見るより小説の方が迫力あると思うなぁ。
「生涯妻は持たぬと決めている」と言い切る狂四郎に
「私には悲しい妻がいた」と言わせる美保代さんが好きです。(あんまり登場しないんだけど)弱くて強い。
「さやかどの」で始まる、美保代の生まれてこなかったわが子宛の遺言状も素敵です。
竜馬がゆく
司馬遼太郎作
「しばれん」のあとは「しばりょう」っていう訳ではないけれど
この人も大のお気に入り。「菜の花の沖」「坂の上の雲」etc…。
この人の作品もどれも素敵です。幕末、明治維新はこの人に教えてもらったようなもの。
「坂本龍馬」のファンは多いけれどこの作品がなかったらここまで人気があったかどうか。
私も一気に読み終えて坂本さんと結婚して「龍馬」と言う子を育てたいなんて思ったこともあります(ド爆)
いにしえからのラブレター Old Japanese Love Message
ryo作
わたしの大好きなサイトSlightly Positiveのryoさんの本です。
メルマガで百夜送られてきた万葉集の現代訳が本になりました。
千二百年前も今も人が人を思う気持ちは少しも変わらない
ryoさんの訳はなんとも素敵です。千二百年前の恋人たちの息吹がとても身近に感じられます。
とっても素敵なryoさんのサイトはこちらです。サイトもぜひ。
妻たちの二・二六事件
澤地久枝作
2・26事件関連の本は多いですが妻の立場から書かれた本はこれくらいじゃないかと思います。
結果から見れば軍に利用されただけの青年将校たち。動機が純なだけに彼らが哀れでならないのだけれど、
そんな彼らを支えていた妻たちはそれこそ報われることもなくひっそりと息を潜めて生きていくしかない。
「お前のことを考えると死んでも死に切れない」なんて言葉は残されたものにとって呪縛となります。
これが澤地さんの処女作だなんて信じられない力作です。
