現在の御厨地車は当地で五代目に当たる地車です。
主な新調時の施工業者
| 新調年:平成22年10月10日入魂式 施 工:大市 河合工務店 彫 刻・錺金物:株式会社 ミドー製作所 新調鉦:上田合金 株式会社 新調大太鼓・小太鼓:株式会社 浅野太鼓楽器店 地車庫:有限会社 東工務店 |
御厨現地車の型式は大阪型地車で、平成22年に新調されました。
彫刻は、屋根回り・足回りに獣神物を配し、三枚板・脇障子には源平物語を、
縁葛には玉取り海士の物語を題材として彫られています。
昨今の流行りである、細かな彫刻とは正反対に、大振りの彫刻を全体的に組み込み、
ダイナミックな構図で各題材を表されています。
まだまだこれから色々な歴史を作っていく地車ですので、後世に残すべく、大切に保存していきたいものです。
「御厨地車の歴史」
村用日記録によると・・・
慶応年間にすでに堤方(東ノ町)・奥方(奥ノ町)と2台のだんじりが存在していた。
●初代地車
奥ノ町・・・鶴見区中茶屋から購入?
東ノ町・・・江戸時代から存在?
●二代目地車
奥ノ町・・・明治38年前後に購入の日露戦争の出人形がついただんじり、
明治末期か大正初期に稲田方面に売却?
東ノ町・・・明治中期のもので、板勾欄式出人形型のだんじりであった?
●三代目地車
両町合併・・・大正9年、東大阪市四条村より500円で購入。2年曳行後売却。
●四代目地車
明治37年(1904年)の製作といわれており、
大正12〜13年に同じ東大阪市の古水走から500円前後で購入したと言われてい ます。
三枚板部分の彫り物は辻田友次郎です。
他の部分の彫り物の彫り師と大工は不明です。
型式は大阪型です。
戦前に地元の大工により修理される。
戦後間もない昭和22年頃に、岸和田市にある工務店にて修理を行う。(加奥久吉 氏の手によるものか?)
この修理で、前後の泥幕に彫りを入れたそうで、それまでは泥幕前後に彫り物はな かった。
昭和52年に名古屋の日置商店にて大修理を行う。
主な修理項目は・・・・
・だんじり全体の洗い
・隅障子に彫りを施す
・脇障子に彫りを入れる
・泥台に彫りを入れる
・花台を入れ替える
・泥台の先端に虎の彫り物を乗せる
・肩背棒新調
またこの年に、地車庫の新調、地車の飾り幕の新調も行った。
平成21年12月12日に昇魂式
平成22年3月14日地車搬出
大阪市生野区岡地車會へ売却
●現地車(五代目地車)へ至る
参考文献:祭りに生きづく 大阪のだんじり 第三集
郷土文化財 大阪地車研究会 著