恒例行事|十夜会
11月終り頃
数珠繰り(観音堂にて)
お十夜は、無量寿経(むりょうじゅきょう)の巻下に、「この世において十日十夜の間善行を行うことは、 仏の国で千年間善行をすることよりも尊い」と説かれていることによって、その教えを実践したもので、 十日十夜にわたり不断念仏を称えて別時念仏会を修する行です。
本堂の照明を全て消し、阿弥陀さまの前に灯された小さなロウソクだけを頼りに鉦を打ちながら、 ひたすら念仏を称えるというだけの行事です。
この法会が初めて営まれたのは、今から五百五十年ほど前、伊勢守平貞経(いせのかみたいらのさだつね)の
弟貞国が、京都の天台宗の真如堂で修したのがその始まりとされています。
お十夜は、お念仏の尊さを知り、感謝の気持ちを込めてこれをお称えする大切な法会です。
今日ではその期間も十日間から五日・三日、あるいは一日と短縮されて行われていますが、この大切な念仏会に参加し、
仏の国での千年にも勝る善行を、是非積んでいただきたいものです。